ようこそ梅酒の聖地たなべへ!

和歌山県田辺市。熊野古道の玄関口として、
聞いたことがある方もいるかもしれません。
実は田辺は、隣のみなべ町とともに
日本一の梅の生産地。
さまざまな梅で作られるおいしい梅酒を
もっとたくさんの方に楽しんでもらいたい。
梅酒好きのみなさん、ぜひ!
梅酒の聖地・紀州田辺の「梅酒旅」を
お楽しみください。

梅酒フェス’24
開催決定!!

2024.10.26(sat) 16:00~21:00
新和ビル1階(田辺市湊6-30)

今年も和歌山県産梅酒100種が集まります!
ぜひお気に入りの梅酒に出会いにお越しください。

梅酒×絶景
梅酒テラス

梅畑を眺めながら、海の風を感じながら。
解放感あふれる場所で飲む梅酒は
いつもよりいっそう、おいしいはず。

クラフト梅酒
飲み比べ

全国唯一の「梅酒で乾杯条例」がある田辺市。
JR紀伊田辺駅近くにある県下随一の飲食店街
「味光路(あじこうじ)」を中心に、
市内飲食店では各お店独自のレシピで漬け込んだ
「クラフト梅酒」や「梅酒カクテル」を提供しています。
かわいいグラスがもらえるスタンプラリーも実施中!
田辺に来たら、個性豊かな梅酒メニューで乾杯を。

個性豊かな梅酒たち

クラフト梅酒

梅酒カクテル

梅料理


産地でつくる極上梅酒
紀州田辺の梅酒たち

梅酒は、梅と糖類と酒類(アルコール)という
シンプルな素材でつくることができますが、
使う砂糖やお酒の種類、熟成期間などによって
さまざまな味わいが生まれます。
梅の一大産地・紀州田辺で
推しの梅酒を探してみてください。

領主が梅を植えることを推奨

 江戸時代、田辺の人々は重い税に悩まされていました。竹や梅しか育たないようなやせた土地からは税を取られなかったので、梅を植えることにしました。一説には、領主安藤直次が奨励したとも言われています。特に梅干しは、河原で天日干しにする際に、それを監視する小屋を作るほど大量に作られていたと言います。
 明治時代に起こった日清・日露戦争で軍用食として梅干しが採用されたことから生産が増加し、梅の栽培が本格化しました。昭和の高度成長期になると、果実の需要が増え、梅も例外ではなく、「古城梅」や「南高梅」の人気が高まりました。梅干しでなく、ジャムやジュースなど、新しい梅の加工食品も開発されて田辺の梅が注目されるようになったのです。

独自の栽培方法が世界に認められる

 世界農業遺産?世界文化遺産なら聞いたことがあるという方も多いのではないですしょうか。世界農業遺産は社会や環境に適応しながら橙受け継がれてきた農林水産業とそれに密接にかかわって育まれた文化や農業、生物多様性などを総合的に評価して、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定しています。
 田辺市周辺はやせて小石が混ざるような土の斜面に、紀州備長炭の材料となるウバメガシなどの林を残しながら梅を植えています。ウバメガシの林は水を貯え、土の落下を防ぐだけでなく、そこに住むニホンミツバチが梅の受粉を助けるので、立派な実をつけることができるのです。こうした持続的な農業システムが世界に認められ2015年12月15日に「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に認定されました。

田辺の青いダイヤモンド

 大正時代、田辺に住んでいた那須政右ヱ門さんが接ぎ木をしたところ、新しい梅ができました。「青いダイヤモンド」という異名をいただくほどに美しく、あまり大きくはないのですが身がしっかりとして、漬けたときに崩れにくいことから、梅酒用の梅として人気が出たのです。やがて、那須さんの屋号から「古城(ごじろ)」と呼ばれるようになりました。
 梅酒用の梅として人気が出ただけあって、生産された梅のほとんどは酒造所に送られます。現在では、生産量も減少していることもあり、市場にはあまり出ないので「幻の梅」とも言われています。
 田辺では、この幻の梅「古城梅」を使った梅酒を飲むことができます。田辺に来て、甘さ控えめで酸味のある古城の梅酒を楽しんでみませんか。

全国で田辺だけ!「梅酒で乾杯条例」

 田辺市では、梅の消費拡大を図り、更なる紀州梅ブランドの確立、梅関連産業の振興・発展及び地域の活性化並びに市民の健康の維持・増進の視点から「田辺市紀州梅酒による乾杯及び梅干しの普及に関する条例」(通称:梅酒で乾杯条例)が制定されています。市内には、その条例を記した立札もあるので、ぜひ探してみてね。

©梅酒ツーリズム事業実行委員会
事務局:0739-26-9929(田辺市観光振興課)