「大雲取越」は、熊野那智大社からその名の通り雲の中を行くような峠を越し「小口」に下ります。
熊野古道中辺路を経て熊野本宮大社に辿り着いた巡礼者は、熊野川を舟で下り、熊野速玉大社へ、そして海沿いを通り那智へ向かった場合に、那智から本宮に戻るために利用された道が「大雲取越」「小雲取越」です。
コース高低図
歩行距離:14.5km 歩行時間:7~9時間
最低標高:約70m(小口)、約320m(熊野那智大社・青岸渡寺)
最高標高:約870m(船見茶屋付近)
小口宿泊の注意
小口は宿泊施設が少なく、満室になることが多くなっています。
必ず早めにご予約ください。
熊野古道「大雲取越」(地蔵茶屋跡〜石倉峠間)通行止めの解除について
平成29年に発生しました台風21号の影響により土砂崩れが発生し、熊野古道「大雲取越」の地蔵茶屋跡から石倉峠間が通行止めとなっておりましたが、この度、復旧工事が完了し令和4年3月30日(水)から通行できるようになりました。