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秋の熊野

温暖な田辺では常緑樹が多いですが、熊野古道沿いや標高の高い「護摩壇山」では、10月の末頃から紅葉が始まります。
そんな中、有名なのは「福定の大銀杏」。こんもりとした形の良い大銀杏は、11月末頃には美しい黄葉が見られます。
また、秋は各地で秋祭りが行われます。県の無形民俗文化財に指定された獅子舞や舞踊が、各地の神社で行われます。
また田辺市街地では「弁慶まつり」と「田辺花火大会」が開かれます。

熊野古道中辺路・野中の紅葉

野中の紅葉

熊野古道中辺路・継桜王子の、わらぶき屋根の案内所 「とがのき茶屋」付近では、美しい紅葉が見られます。熊野古道ウォークにも最適な季節です。

護摩壇山・高野龍神スカイライン沿いの紅葉

高野龍神スカイライン沿いの紅葉

龍神温泉から高野山に向かう「護摩壇山」や「高野龍神スカイライン」沿いは和歌山県で最も標高の高い一帯で、あたり一面に広がる美しい紅葉を見ることができます。

福定の大銀杏

福定の大銀杏

中辺路町福定にある宝泉寺という小さなお寺の境内にそびえ立つ町の天然記念物に指定された大銀杏です。
幹周りは5.3メートル。高さ22メートルの推定樹齢400年といわれる大木で、幹から枝が林立していることから、「千本銀杏」とも呼ばれています。

秋祭り

毎年11月3日に催される、中辺路町野中と田辺市下川下(上野)の獅子舞は、どちらも県無形文化財に指定されています。

野中の獅子舞
野中の獅子舞
上野の獅子舞

弁慶まつり・花火大会

弁慶まつりは、源平合戦期に弁慶と湛増を中心に繰り広げられた熊野水軍のドラマを壮大な時代絵巻として再現。
前夜祭では闘雞神社境内にて「演劇 弁慶伝説」が上演されます。当日は時代行列の他、弁慶下駄踊りや弁慶よさこい踊り、弁慶鬼若太鼓などがにぎやかに行われます。
また弁慶まつり終了後には扇ヶ浜で花火大会が行われます。

弁慶まつり(演劇)
田辺花火大会

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